掌編

  • アシナガ

    重苦しい鉛色の空が、低く唸る。  湿り気を孕んだ空気は既に飽和状態。雨が降り出すのも時間の問題だろう。  窓の外をちらと見やりながら、そんなことをぼんやりと考える。  天候のせいか気分はぐずぐずと燻り、午後の仕事を仕上げる気力はとうに失せていた。
  • 物書きカラーパレット

    Twitterで流した掌編です。 画像だと読みづらいのでここに載せときます。 元画像はこちらからお借りしてます。