こちらでは、スマホとwebツールだけで紙本の原稿を作り、オンデマンド販売をする工程を、実例を交えながら説明します。(例は小説本です)
※画像はクリックorタップで拡大できます。
1.事前準備
2.本文作成
3.表紙作成
4.入稿
5.販売登録
3.表紙原稿を作る
最初に説明したように、本文のページ数をもとに表紙作成に必要な背幅を算出します。
背幅を計算する式は存在しますが、色々な印刷所様が背幅自動計算ツールを用意しておられるので、そちらを使わせていただきます。
【背幅計算ツール】
リンク先は『同人誌 背幅』で検索して一番上に出てきたプリントオン様の背幅計算ツールです。本文用紙と本文ページ数を入力すると、背幅を計算してくれます。
pixivFACTORYでの製本上限は本文196ページ(表紙込み200ページ)また使用できる本文用紙は上記画像を参照してください。
この中で小説本に向く本文用紙は
白色用紙
・上質70kg,90kg
・モンテルキア81.5kg
クリーム色用紙
・淡クリームキンマリ72.5kg,90kg
小説だと各紙70kgがベターかと思いますが、個人的にページ数が少なめの本は各紙90kg、モンテルキア81.5kgなどのやや厚めの本文用紙を使うと読みやすい気がします。
今回は24pしかないので、本文用紙は上質90kgにしました。先程の背幅計算ツールを開き、本文用紙とページ数を入力して計算。今回の本の背幅は『2mm』です。
背幅が計算できたので、次は『 同人誌表紙メーカー』で表紙を作成していきます。
サイトにアクセスし、『早速作ってみよう』を押します。
表紙のデザインが並んでいますので、好きなものを選びます。 今回はデザイン013を選びました。
『A6表紙』またはデザインをタップして『A6で作る』を選択。
画像の編集画面に移りました。ここで設定やタイトルの文字入れ等行っていきます。
まずは先程計算した背幅を入力。背幅を選択→当てはまる背幅のサイズを選びます。
(今回は~2ミリ)
全年齢本なので、R18マークは非表示にします。
『文字配置』タブを押し、入力欄にタイトルを入力、フォントを選びます。
フォント例
・しっぽり明朝
・解星オプティ
・源ノ明朝(袋文字)
袋文字は、文字の縁だけある感じです。小さい文字だと潰れてしまうので、袋文字は大きめの文字の時に選ぶ方がよいです。
『▼サイズ・配置のカスタマイズ』を押すと、文字サイズや位置を調整できるスライダーが出てきますので、必要があればこれで調整します。
『文字色』タブを選ぶと、タイトルの文字色と不透明度を変えられます。お好みで設定を変更してください。
設定変更が終わったら、画面下の『画像に変換する』を押します。
ダウンロード画面が表示されました。 今回は画像をそのまま入稿しますので『psd形式でダウンロード』を押します。
※ダウンロードボタン下の注意書きに必ず目を通してください。
このような表紙画像がダウンロードできました。
これで表紙画像と本文ファイルが揃いました。
1.事前準備
2.本文作成
3.表紙作成
4.入稿
5.販売登録