要素:耽美

  • その琥珀色に舌で触れ、

     渋々ながらベッドに仰向けになった彼の上に、僕は馬乗りになった。 「ふふ、良い眺め」  彼の整った顔に手を伸ばす。そっと頬を撫で、上へと指先を這わせた。左目の瞼を上下に大きく開かせ、指でそのまま固定し…
  • 耳を塞ぐ

     純白のシーツの上に桜の花弁が散りばめられていた。ガラス越しに差し込む陽射しが暖かく、また、僅かに開けた窓から吹き込む穏やかな南風が、遠くから柔らかい新緑の香りを伴って、私の頬を擽る。満開の桜が立ち並…

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